茶道炭専門店夢生庵…極上の純国産茶道炭・菊炭をお届けします。
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茶炭徒然草[炭屋日記]:35
「御殿場の秋風に誘われて」
2011年12月06日
箱根の紅葉を見た帰り、思い立って御殿場方面へと降りて行きました。
御殿場インターを降りてすぐ、東山湖から少しばかり入ったところに
「とらや工房」があります。

駐車場に車を停め、大きな山門が桃源郷への入り口となります。
竹林の中を進んでいくと、アール状に横たわるとらや工房が現れます。
内藤廣設計の工房は、周りの自然に溶け込み落ち着いた雰囲気です。

中の茶房でお汁粉を頂きましたが、手際良く煎れられたお茶も最高です。
茶房の椅子は低く作ってあり、床暖房の暖かさがじんわり空気を暖めます。

とらやさんでは、この工房の宣伝を一切していないようです。
いわば和菓子屋さんとしての挑戦と実験なのでしょう。

伝統を守りながら、少しずつ新しい風も取り込んでいく、
底力を感じさせられました。

アウトレットの雑踏の中お疲れになりましたら、
是非一度足をお運びください。
『すずめや』
2011年11月11日
最近池袋に所用があり、定期的に通っています。
池袋は、百貨店あり繁華街あり。
少し前から大型の電機屋さんが居を構え、
電気製品なら池袋へというイメージも随分定着したのではないでしょうか。

そんな雑踏の中、面白いお店を見つけてしまいました。
『すずめや』さん。
大変間口の狭い和菓子屋さんですが、
ここの名物はどら焼き。
たっぷりの小豆にしっとり舌触りの良い生地が、
口の中に満足感をもたらします。

どら焼きだけではありません。
この日は、傍らにあった「栗粉餅」に触手を動かされ、
衝動買い。
これがまた当りです。
多く語る必要はない逸品です。
一度食べてみてください。

売り切れごめんの様ですので、お早目に。
細い道を入ったところに小さくてかわいい店構えです。

「セール開催予告」とともに
2011年03月01日
東風ふかば匂ひおこせよ梅の花
               主なしとて春を忘るな
                       
                菅原道真『拾遺集』

 東風とは春を告げる風である。春風とは少し違うようである。

 太宰府に左遷される道真が、咲きあふれる自邸の梅をみて
詠った別れの詩です。
 その梅の一枝は主人を慕って大宰府まで飛んでいき、そして根付き、
現在も「飛び梅」と呼ばれ太宰府天満宮で花を咲かせているそうです。
 梅を深くを愛した道真公ならではの逸話ですね。

漢詩に秀でていた菅原道真ですが、
その和歌は、大宰府で亡くなった2年後に『古今集』に採録されています。
その他『後撰集』、『拾遣集』にも選ばれています。

 先日は、東風とは言い難いほどの風(春一番)が吹き荒れましたが、
三寒四温、春の伊吹を感じる今日この頃ですね。

 当店でも、毎年この時季になると、「春季セール」を開催致しております。
本年も例にもれず3月7日(月曜日)より開催予定ですので、
どうぞご覧になって、お買い得な商品をこの際に調達されてください。

「出没!アド街ック天国」で放映されました。
2010年10月28日
10月23日(土曜日)放送の
「出没!アド街ック天国」で当店が放送されました。
横浜市青葉区という閑静な住宅街の中に突如現れる里山原風景「寺家ふるさと村」。
その原風景の中で炭を切り、伝統産業を営む一幕を全国の皆さまに見て頂きました。
お近くにお越しの際は、どうぞお寄りください。
『ルーシー・リー展』 於:国立新美術館
2010年05月17日
乃木坂の国立新美術館にて開催中の
『ルーシー・リー展』を見に行ってきました。

「ルーシー・リー」は、オーストリア出身の20世紀を代表する陶芸家です。
展示品は、花器・鉢等を中心に250点。
個人作家の回顧展としては、かなりのボリュームです。
展示物が多いと、大抵は雑多な印象を受けますが、
この度の企画展においては、
ルーシー・リーの人生そのものを感じさせる様な展示構成の巧さ、
学芸員の意識の高さが感じられて、
歩を進めるごとに、ルーシー・リーの魅力に引き込まれる気が致しました。

して、その作品はと申しますと。
凄まじい緊張感、ギリギリで絶妙な均衡と
最小限の破断がもたらす心地よいハーモニーが
リズミカルに眼を楽しませてくれます。
実際に使用してみたいですね。

見た目の好き嫌いはあるでしょうし、
いわゆる茶道向きでないデザインと言えるでしょう。
しかし、これが茶室にあったらと思うのは私だけでしょうか?
それらは、非常に繊細且つダイナミズムで、
同時に用途に対する寛容さも合わせ持っているのだと気付かされました。

開催期間は、6月21日(木曜日)まで
*毎週火曜日休館日
巡回展の様ですので、お近くで開催されるときにどうぞ。
是非オススメです。
「蓮華草~春のおとずれ~」
2010年04月21日
当店のある「寺家ふるさと村」の谷戸田でも
『蓮華草』が満開です。
ところが満開とはいっても、一部の田んぼだけです。
どういったことでしょう?

皆さんには、幼少のころレンゲを摘んだり、
あるいは紫色の絨毯の上で寝転んだり、
走り回った記憶はありませんか?
『レンゲ畑』のピークは、1940年代だといわれています。
レンゲの根には土壌を豊かにする「窒素」を生産する働きがあります。
その効果を期待して明治期に入って政府が普及を奨励したようです。
しかし、現在では手間のかからない化学肥料にとって代わられてしまい、
こうして「寺家ふるさと村」でも、
年々『蓮華草』が見られる田んぼが減っている気がいたします。

季節の移ろいを感じにくい時代になってきましたが、
身の回りにある小さな息吹をくみ取ってあげて、
自らの生活に人生に活かしていければ幸せですね。

今週末24日(土曜日)には、当店ギャラリー内にて茶杓削り体験教室が開催されます。
奈良高山の久保良斎先生を招いてのものです。
未だ若干名空きが御座いますので、
ご希望がありましたら、お早めにどうぞ。
横浜農協産地直売所オープン!!
2010年04月08日
横浜農協中里支店『産地直売所』が4月3日にオープンしました!!

周辺の農家の方々が、採り立ての野菜を持ち寄っています。
当店も粉炭や切り落し炭、木酢液等を出品しております。

JA横浜中里支店
中里農産物直売所『ハマッ子』
横浜市青葉区下谷本町40-2
毎週火曜日定休
営業時間9:30~17:00
新米の香り、炭の焼き頃
2009年09月29日
9月18日福島工場へ行ってまいりました。
工場周辺の稲穂も、黄金色に輝き、
収穫のときを待ちわびているかのようでした。
同時に彼岸を越して、くぬぎ原木の伐採シーズンも
近づいてまいりました。
今年の炭はどうでしょうか。
不安半分、楽しみ半分、という感じでしょうか。

また、写真を撮りわすれたのですが、
先日東京国立近代美術館工芸館へ行ってきました。
現在は[染野夫妻コレクション-リーチ・濱田・豊蔵・壽雪-]を開催中です。
近現代の大変貴重な陶磁器コレクションが集まっていて、
茶陶も沢山あります。
拝観料もお安いので、大変オススメです。
陶磁器に触れられる機会もあるようですよ。

コレクションの壮大さとともに、
時代を貫いてきた崇高な志を感じられるはずです。

唐九郎や魯山人も一部展示されていました。



稲刈れば小草に秋の日のあたる 蕪村「夜半叟句集」

私どもにとっては、稲刈りとは命である炭焼きへの、
まさしく光差し込む道標といえるのです。
~津軽海峡の漁火~
2009年09月14日
函館山山頂から見た漁火です。
携帯写真のため、うまく撮影できず・・・

生まれて初めて漁火を観れたうえ、
夕飯はイカ清さんで”マイカの踊り食い”、
翌朝は、自由市場で海鮮丼(イカ入!)
函館の味覚を堪能しました。

漁火通りには、開口部を大きくとった回転寿司屋さんもあります。
時期には、店内の明りを消して、
漁火を堪能するイベントもあるようですよ~

私は、昼間行きましたが、
こちらも美味しかったです。

結論、函館のイカは違う!!
$100万以上!?
2009年09月01日
この日は、函館空港に降り立つと、
あいにくの雨空。

これでは、夜景は無理かと諦めていたら、
日が傾くにつれ、雨足も遠のき、
気が付いたら函館山山頂が町から見えます。

それでもケーブルカー駅では、
天候次第で見えないこともあります、とのこと。
奇跡を信じて展望台へ。

街とは裏側に見える夕景も非常に幻想的です。
そして、次々と灯る、街燈。
津軽海峡の方に目を向けると、イカ漁の漁火が!
本家本元の夜景、大変素晴らしいです。
皆さん、是非是非見てください。
眼下というよりもまさに目の前に広がるようです。

これは、100万ドルでは足りません。
夕ご飯は、有名なイカ清さんで。
イカの踊り食いはもちろん、戸井のマグロ、、、美味尽しでした。
薪能で夕涼み
2009年08月19日
今月頭、熱海MOA美術館の薪能を観劇してきました。
演目は、能「熊野」・狂言「成上り」・能「葵上」です。
舞台背景に夕景・漆黒の相模湾が映え、
いずれも大変見応えのある舞いでした。

情緒豊かな「熊野」が終わると、辺りも段々と陰ってきて、
いよいよ、かがり火が灯ります。
「成上り」をはさみ、
躍動感豊かな「葵上」。
「葵上」での六条御息所は、品格を保ちつつも、恐々しさを前面に押し出し、
横川の小聖とのせめぎ合いは、
息をのむ迫力を感じさせられました。

素晴らしい機会を頂戴しまして、感謝です。
どうも有難う御座いました。
不昧公のおひざ元
2009年07月06日
写真は、松江宍道湖の夕景です。
厳密には、写真を撮ったのは18時過ぎの景色ですので、
日が落ちるまでは、1時間ほどあります。

出雲の地から伸びるその神々しい光は、
自らの影を貫き、
都の彼方までも届くかのようでした。

一瞬でもその光を独り占めできた、
その感慨が、今も瞼の奥に焼き付いております。

写真を撮影した島根県立美術館は、菊竹清訓氏設計によるもので、
湖の湖岸にあわせた大屋根の稜線が非常に印象的です。
(菊竹清訓氏の設計は、東京近くでは、江戸東京博物館が有名です)


ところで、小泉八雲の”耳なし芳一”は、てっきり松江や出雲近辺が
舞台かと思っていましたが、
山口県下関の赤間神社だそうです。

私なぞは、煩悩が多いために、
目を開き、耳を澄まさねば、自然の謳歌も堪能叶いません。
小泉八雲も左目が失明し、隻眼でありました。
琵琶法師芳一とは共感するところが、あったのでしょうね。

日本海は、境港をはじめ、魚が大変美味しく、まさに宝庫です。
かの地で知り合った御仁から一夜干しをお勧め受けましたが、
実際、これは大変なもので御座いました。
はるばる来た・・・
2009年07月01日
函館に行ってきました。

写真は、漁火通沿い、大森浜から函館山方面の景色です。
函館山は、あいにくの天気で、
上部は見えず。
しかし、あたりを海鳥が漂い、
情緒感じる函館のときを過ごしました。


東海の小島の磯の白砂に
われ泣き濡れて 蟹と遊びける
        石川 啄木


津軽海峡を挟んだ、その先は見えませんでしたが、
啄木が歩いた、大森浜の道と函館の街並みは、
その長い歴史を心深くに刻みこむのでした。
ルーブル展見てきました!
2009年04月06日
先月ですが、国立西洋美術館で開催中の「ルーブル展2009」鑑賞してまいりました。
レンブラント、プッサン、フェルメール、、、最高の画家による最高の名画ばかりです。
かなりの混みようですが、角度を変えて西洋美術を見るのも良いものですね。

今回は、宗教倫理の観点からおもに展示されており、
そういう意味においても、面白い趣向でした。
ある意味お茶人が一座を建立するがのごとく、
学芸委員の方たちのご努力が光ります。

2月には、サントリー美術館の「三井寺展」も鑑賞いたしましたが、
ここのところは、目白押しですね。
次は興福寺展でしょうか、もしくは中尊寺展でしょうか・・・
悩みは尽きません。
TVドラマ「ぼくの妹」の撮影がありました。
2009年03月25日
当店の庭で一昨日TVドラマの撮影がありました。

TBS春の新ドラマ「ぼくの妹」です。
長澤まさみさんとオダギリジョーさんのダブルキャストで注目されている様ですよ。

先週から準備が始まり、なんと柿の木が一本生えてしまいました!!
写真は、クレーンで長澤まさみさんの子役を吊っているところです。
4月19日放映のシーンで出てきますので、
是非ご覧下さい!
「椿シリーズ?第2段」
2009年02月23日
当ギャラリーの窓から覗き見える椿です。
品種は、よく分りませんが、
赤一色の花も同じ樹から成る珍しいものです。
鮮やかな色をしていますね。
「あしひきの 山つばき咲く 八峯越え 鹿待つ君の いはひ妻かも」万葉集
2009年01月30日
自宅で咲いた白侘助です。

*あしひきの:山に掛かる枕詞
*八峯:大和周辺の山々

なぜ、鹿狩りのために山々を越えて行ったかというと、
当時の大和周辺(近辺)の山は、椿のような照葉樹林の深い山で、
鹿をはじめとした、草食動物には適していない環境だったようです。
そのため、落葉樹林の多い遠い山へ鹿狩りに行ったのでしょう。

かつて日本にも照葉樹林文化論というものが根強くあった時期があります。
椿は、古より日本人にとってなじみ深い植物なのですね。

またフランスでは、『椿姫』以来、椿は「贅沢、おしゃれな女性」を指す言葉にもなっています。
ちなみに、椿姫=マルグリット・ゴーティエは白い椿を好んでいましたね。

そういえば、最近は某化粧メーカーから「TSUBAKI」という洗髪料が発売されています。
詳しくは知りませんが、椿油などの原料を使用しているのでしょうか?
言葉と商品、そしてCMソングも上手くマッチしていて、
企画された人達の意図がよく伝わりますね。

品質は、使用したことが御座いませんので、分りません。
悪しからず。


炭賣に日のくれかゝる師走哉 [蕪村]
2008年12月15日
今年も残すところわずかとなりましたね。

昔はそれこそ、食料・燃料などを溜めておかなければ、
年を越すこともままならなかったと思います。
しかし昨今は、季節を肌に感じることも少なくなってしまいました。

便利過ぎる時代に移り行くなかで、
茶道をはじめとする日本文化は、自然あるいはその一部を常に意識し、
共有・調和することにより、
ふり省みる機会を与えてくれます。

そして、ありのままを詠った蕪村の句もまた同じであり、
貴重な文化資源なのだ、と思うのです。

本日は、また一段と冷え込んでまいりましたので、
皆様お体ご自愛のうえ、年越しの準備に取り組んで頂ければと存じます。

写真は、当店自慢の「正月飾り炭」です。
商品カテゴリ【飾り炭】からご覧下さい。
そろそろ落ち葉の絨毯が見られます
2008年11月20日
「早来ても 見てましものを 山城の 高の槻群 散りにけるかも」
                           万葉集 高市黒人

写真の日の午後、かなり強い風が吹いたために、
枝葉の隙間から見える空の面積が多くなってきました。
自然派のSさんは、空を見上げて「まだ秋の雲だなぁ~。」
確かに朝晩は寒さを感じますが、昼間は温かいです。

今週末は、未だ紅葉狩りに行かれてない方は、是非!

福島でも、もうそろそろ今期の初窯が出炭されます。
横浜経由の準産地直送菊炭をご期待ください。

(写真は、ふるさと村手前の団地内欅並木です。)
*槻群(つきむら):けやき林
初秋の調べ
2008年11月05日
すこし前になりますが、

ふるさと村の中心部近くに、コスモスが咲いていました。

色がオレンジ色なので、キバナコスモスでしょうか。

谷戸田の稲刈りの様子と相まって大変綺麗です。

ふるさと村へと続く並木道も色づいてきましたし、

紅葉が楽しみです^^

花言葉は、「野性的な美しさ」。